印西市草深の鍼灸治療院

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症例

心肥大が背景にある息切れの症例

【ご相談内容

息苦しさに加えて、右優位の肩甲骨周囲痛(悪心を伴うことあり)、頚部のしこりへの不安、食欲不振や胃もたれ、食後の強いだるさ/眠気が重なっていました。既往として拡張型心筋症がありCRT-D植込み後で、利尿薬内服中、血圧は90台中心でときに80台まで下がることもあり、体調の波とともに心配が増えやすい状況でした。    

鍼灸での対応

この症例では、息切れそのものに加えて、呼吸が浅くなりやすいことで胸郭や頚肩・背部の筋緊張が強まり、そこに不安や疲労が重なることで体感がさらに増幅してしまう流れに着目し、その悪循環をほどいて「呼吸の余裕」と「動ける範囲」を作ることを主目的に施術を組み立てました。さらに途中からは太淵穴を加え、「肺の治療」として呼吸のリズムと回復の土台に直接関わるラインへのアプローチを強めています。   

治療の経過

太淵を加えた後に「土気色だった面色に赤みがさす」という変化が現れました。息苦しさは残るものの食事が「おいしく食べられる」状態に戻ってきました。   この顔色の変化は、単に見た目の話ではなく、呼吸の浅さや緊張がほどけて末梢の循環や身体の反応性が戻ってきた可能性を示すサインとして捉えられます。

また、以前は10m歩くと息切れが強くなって休憩していたのが、50m連続で歩いても呼吸が楽になったという具体的な生活上の変化が得られています。

翌年は状態を見ながら治療間隔を徐々に延ばす方針となりました。

まとめ

心肥大や心不全が背景にある息切れは、医療機関での治療が主軸であることは揺らぎませんが、鍼灸には「息切れを悪化させる周辺要因」を減らし、日常生活の余裕を取り戻すうえで積極的に貢献できる余地があります。この症例では太淵を加えた後に顔色が土気色から赤みを帯び、食欲が回復するなどの変化が見られましたが、これは呼吸と循環の負担が少し軽くなり、身体の回復反応が立ち上がってきたことを示す一つの手がかりになり得ます。そこから継続的に施術を重ねた結果、「休みながら10m」だった歩行が「50m連続で歩ける」へと変化した点は、鍼灸が生活機能の改善に結びついたことを分かりやすく示す成果でした。    

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