印西市草深の鍼灸治療院

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症例

副鼻腔真菌症の症例

女性 70代

ご相談内容

医療機関にて頭痛のためにCT検査を受けた際、「副鼻腔真菌症」と診断。

医師からは「重症化すると命に関わる可能性があるため、手術を勧めます」と説明を受けましたが、現在はご主人の介護もあり、手術が難しい状況とのこと。

「もし鍼灸で少しでも改善できるなら」とのご希望で、当院にご相談いただきました。



鍼灸での対応

副鼻腔真菌症は、寄生型では自覚症状がほとんどありませんが、浸潤型に進行すると致死率の高い難治性の疾患とされています。そのため、病巣のみに注目するのではなく、全身の免疫力を維持することを重視して治療を行いました。

体の基礎となる「脾胃」や「腎」の働きを整え、真菌の増殖を抑える内的環境づくりを目的に施術。

局所治療としては、鼻の通りを改善させる印堂迎香といった経穴(ツボ)を使用し、最後に鼻腔の洗浄(鼻磨き)を併用しました。



治療の経過

13回の治療後、耳鼻科での検査にて「真菌性の膿が減少している」との報告を受けました。

その後は膿の量がしばらく変化せず、改善が停滞する時期もありましたが、47回目の治療後に再検査を行ったところ、再び膿の減少が確認されました。

患者様も「続けてきてよかった」と安心されたご様子でした。

現在も治療を継続中であり、症状の安定とさらなる改善を目指しています。



まとめ

副鼻腔真菌症は非常に頑固で、再発もしやすい疾患です。

しかし、体の免疫力や代謝のバランスを整えることで、手術以外の選択肢としてサポートできる可能性があります。

青藍堂では、病名だけでなく、患者様それぞれの体質や生活背景に寄り添いながら、最適な治療を一緒に考えていきます。

副鼻腔真菌症とは

副鼻腔真菌症は、副鼻腔にカビ(真菌)が繁殖し、炎症を引き起こす病気です。

一般的な副鼻腔炎が細菌によるのに対し、この病気はアスペルギルスカンジダムコールなどの真菌が原因となり、主な症状は、鼻水・鼻づまり・頭痛・鼻血(鼻水に血が混じる)・不快なにおいなどです。

病態は大きく「浸潤性」「非浸潤性」「アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎」の3つに分類。

浸潤性:真菌が副鼻腔から周囲の組織へと広がりやすく、急性型と慢性型があります。進行すると骨を破壊し、重
症化した場合は目や脳に影響を及ぼすこともあり、命に関わる危険があります。

非浸潤性:真菌が副鼻腔内に留まり、進行が緩やかで症状も比較的軽いタイプです

アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎:真菌そのものによる感染ではなく、真菌に対するアレルギー反応が原因で、鼻ポリープを伴うことがあります。

浸潤性では、真菌を徹底的に除去したうえで抗真菌薬の全身投与を行います。非浸潤性では手術のみで改善することが多く、アレルギー性の場合は術後にステロイド治療を併用することが有効とされています。薬だけでの治療は効果が乏しいため、手術が中心となるのが特徴です。

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